JV-Data→データベース(MySQL/PostgreSQL)構築ソフト Ver.3.3

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1.はじめに
本ソフトウェアはJRA-VAN Data Lab.のデータをデータベース(MySQL/PostgreSQL)に格納するソフトウェアです.GUIを省きコマンドラインでの動作に特化しているので,タスクスケジューラなどで定期的にデータ更新するのに適しています.
2.動作環境
・OS:Windows10,Windows11 (Windows7/8でも動くと思かもしれませんが未確認)
・.net framework:4.7.2以上
・JV-Link:ver.4.9.0以上
・MySQL:ver.8以上推奨 (MariaDBでも動くと思いますが未確認)
PostgreSQL:ver.9.5以上推奨
以下の環境で動作を確認しています.
Windows10 22H2,Windows11 22H2
.net framework 4.7.2,4.8(Windows11に含まれる)
MySQL 8.0.36,8.3,8.4/PostgreSQL 16
3.Ver.1.0からの移行について
◯mykeibadb.iniファイルを他の場所にコピーまたは移動してから,アンインストールして下さい.mykeibadb.iniファイルはVer.2.3でもそのまま使えます.
◯MySQL上の「kishu_henko」テーブルのUMABANのタイプをchar(1)からchar(2)に変更して下さい.(バグでした.申し訳ありません.Ver2.xでは修正済です.)
4.準備
◯データベースソフトインストール(未インストールの場合)
(MySQL)
・MySQLインストール
WindowsにMySQLをインストールするなどを参考にインストールしてください.
(PostgreSQL)
・PostgreSQLインストール (未インストールの場合)
PostgreSQL を Windows にインストールするにはなどを参考にインストールしてください.
◯設定ファイル変更 (MySQLの場合必要)
(設定しないと「Row size too large (> 8126)」エラーが発生する可能性があります)
my.iniなどの設定ファイル(※)の[mysqld]セッションに以下の2行を追加
innodb_strict_mode=0
innodb_file_per_table=1
(※)設定ファイルの例
・Windows+MySQL8の場合:C:\ProgramData\MySQL\MySQL Server 8.x\my.ini
・ubuntu24.04+MySQL8の場合:/etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf
設定変更後はMySQLを再起動して下さい.
(Windowsの場合は「サービス」からMySQLxxを探して右クリック→再起動)
5.インストール
◯mykeibadb.zipを解凍し,任意のフォルダに置いてください.
できればProgram FilesやProgram Files(x86)などのアクセス権が制限されたフォルダは避けてください.
(mykeibadb.iniファイルがうまく更新できない場合があります.)
c:の直下にc:\mykeibadbフォルダを作成することを推奨します.
6.設定ファイル(mykeibadb.ini)の設定
◯設定ファイルのリネーム
インストールしたディレクトリに「mykeibadb.ini.template」というファイルがあるので「mykeibadb.ini」リネームしてください.
(Ver.1.0からの移行の場合は元のmykeibadb.iniファイルを置いて下さい.)
◯設定ファイル(mykeibadb.ini)の設定
・プログラム「wmykeibadb.exe」を実行してください.
・データベース種類を選択して下さい(MySQL or PostgreSQL).
デフォルトではMySQLが入ります.
・サーバ名(またはIPアドレス),データベース名(デフォルトのままで可),
MySQL/PostgreSQLのユーザー名,パスワード等を入力してください.
・ポート番号を入力してください.
MySQLの場合は3306,PostgreSQLの場合は5432がデフォルトです.
・FROMTIMEは初期状態のままで結構です.
・セットアップデータを読み込む場合は「セットアップ有」にチェックして下さい.
チェックしなければ下のチェックボックスにチェックがあってもスキップします.
・蓄積データ,今週データ,速報データで必要な項目にチェックして下さい.
読み込みに非常に時間がかかるデータもありますので,必要最低限にすることを推奨します.
(特にH6,O6,CKは時間かかります)
・設定のみ行う場合は「設定終了」ボタンを押してウィンドウを閉じて下さい.
・データ仕様はJRA-VAN SDKコーナーにあるので参照ください.
https://jra-van.jp/dlb/sdv/sdk.html
JV-Dataとmykeibadbテーブルの対応はテーブル一覧を参照ください.
7.実行
(1),(2)のいずれかで実行できます.
(1)インストールしたディレクトリにある「mykeibadb.exe」を実行
(2)wmykeibadbウィンドウの左下の「mykeibadbを実行」ボタンを押す
◯初回実行時にはデータベースを作成するか聞いてくるので,良ければyを入力してください.
◯セットアップデータを読み込む場合は,セットアップウィンドウが表示されるのでスタートキットを持っていないの方のボタンをONにしてOKを押してください.
◯定期的にmykeibadb.exeを実行させたい場合は,タスクスケジューラ使用を参考ください.
8.注意事項
・「Ctrl+C」で中断できますが,再開時に一部データが読み込まれない場合があります.
その場合は「FROMTIME」の時間を戻して再読み込みしてください.
☆改変履歴
Ver.3.3:2024.10.13 バグフィックス(セットアップデータがうまく読み込めない不具合を修正)
Ver.3.2:2024.9.20 データベース名に”-“(ハイフン)を含む場合に対応
Ver.3.1:2024.6.30 バグフィックス(postgreSQLでの馬毎レース情報更新時の不具合を
修正他)
Ver.3.0:2024.5.20 PostgreSQLに対応.ポートNo.指定可に.
Ver.2.3:2024.5.5 バグフィックス(「ハンドルされていない例外: System.Argument
OutOfRangeException: ‘count’ を負の値にすることはできません。」
エラーを解消)
Ver.2.1:2024.4.20 バグフィックス(例外処理),GUI小変更(CLRボタン追加)など
Ver.2.0:2024.4.7 設定用のGUI(wmykeibadb)追加,インストーラ廃止,バグフィックス
Ver.1.0:2024.3.24 初版